手放して楽になった5つのこととは?

大人の発達障害

ASDは、自分のルールに縛られ、自分自身が生きづらくなってしまう状況を選んでしまうことがあります。

また自分自身がASDだと気づいていない場合、気づかぬ間に二次障害であるうつ病や、精神疾患を発症してしまうことも。

そうなる前に多くの隠れASDへ向けて当事者の私から発信できることを伝えたいたくてブログをはじめました。

この記事では、ASD当事者である私が2年間発達障害と向き合ってきた中で、手放して楽になった6つのことをご紹介。

また、そもそもASDとは何なのか。当事者の私の事も含めながら「ASD」を掘り下げていきたいと思います。

そもそもASDって??

発達障害には主に3種類あって「ASD」以外に、「ADHD」「LD」の2つがあります。発達障害の人の中には何種類か特徴を併用して持ってる人もいて、私自身もADHDの特徴をASDと併用しています。

『 ADHD 』

落ち着きがなかったり、衝動的な行動がある。

『 LD 』

学習に障害があって、読み、書きが苦手。

ASDは英語でAutism Spectrum Disorder」それを略したのが「ASD」です。

日本語では「自閉症スペクトラム」と言います。従来言われてきた自閉症や、高機能自閉症、アスペルガー症候群もそれに含みます。

  • 自閉症
  • 高機能自閉症
  • アスペルガー症候群
ASD
ASD

現代ではこれらを全部まとめて「ASD」というよ。

なぜ言い方がちがう??

  • コミュニケーションに困難があるのか
  • 言葉の遅れがあるのか
  • 知的障害があるのか
  • こだわりがあるのか

この4つの特徴のあるか、ないかの度合いできまります。

コミュニケーションに難があったり、こだわりが強いというのは全体的にあります。

アスペルガー症候群の中にはIQが高くて天才肌言われる多いと言われています。

私自身こだわりが強い部分や、コミュニケーションについてはなんとかカバーしてやってきたところがあり、女性のASDにはこういった特徴が目立たないことから大人になって発覚する隠れASDがいるのも特徴的です。私もそのひとり。

ASDの私が手放して楽になった5つのこと

私が診断を受けてから手放してきた5つのことを紹介していきます。

私のように過去のこだわりから精神的な成長が遅れてしまう。なんてASDの人も多いのではないか?と私は考えます。

大人になってASDを知った当事者にとってはこれまでの自分のルールがくつがえされることになり、なかなか自覚していくのも大変です。ですが私はこれまでのこだわりを手離していくことでより自分らしく生きやすくなれました。

ASD
ASD

こだわりに対してこだわってしまてる状態だよね。そりゃ生きづらいよね

「自分の事がわからない」と悩むASDの方はいませんか?

そんな方たちへ私が手放すことで楽になれた5つの事についてそれぞれ詳しく書いていきます。

  1. 家族への依存
  2. 地元への執着
  3. 貯金
  4. インスタグラムの使用
  5. 社員として働くこと

家族への依存

まず私は、父、母、姉、私、妹、弟 の6人家族の家庭に生まれ、地元は田舎の人口5万人の離島。

生まれた時から周りに人が沢山いる環境で育ちました。小さい時から、親戚付き合いが当たり前で、周りにいる同世代とはほとんど幼馴染のような関係。

姉、妹、弟とは年も近くてとても仲が良かったり、趣味や、職場や、人間関係も、家族と重なることが多く、実家を出て一人暮らしなどもしていましたが、自分自身が思ってる以上に家族への「精神的な依存」が強かった。その依存が今思うとストレスへと変わってしまっていました。

どんなストレスがあったのか?

  • 姉弟が大人になるにつれて生きていく方向性が変わっていくのを受け入れまれないストレス
  • 親を過度に心配してしまうストレス
  • 他界した母へ執着してしまうストレス

どんなことをしたか?

まず勇気がいりましたが、地元を離れ物理的に家族と距離をとりました

そして家族に対しどんな思いを抱え、何をしてほしくて、何を言いたいのか、そんな気持ちを自分自身にひたすら自問自答をし、すべてノートに書き記すことで、自分の気持ちを整理して、家族と自分自身を分けて考えられるようになりました。母のお墓へ足を運んだり、手紙や文章で家族には伝えられることは伝えたりしました。

今思えば行動とともに自分自身が「自認する」ことを繰り返して、現実と思考のギャップをうめていく作業をしていきました。

現実と思考にギャップがあるのは、ASDの特徴でもある、「白黒思考」によるもので、極端な思考をもっているため、マイナスに働いてしまうと理解に苦しみ、ストレスをため込みやすくなってしまいます。

不安やストレスを感じすぎてしまう場合では、怒りを助長させてしまう原因にもなります。このような現象から「感情のコントロールができない」というのも発達障害の特徴であげられます。

当時の私は家族と離れる不安や恐怖から、家族に対し沢山怒ってしまったこともあったし家族には迷惑をかけてしまいましたが、家族は何があっても結局「家族」

甘えられるときは、素直に甘え、勇気をもって一歩踏み出し、依存していた家族を手離すことでASDの私自身が自分らしく生きれるきっかけにもなりました。

2 地元への執着

私自身、田舎の離島出身であり、地元のあたたかい人間環境や、自然豊かな環境がとても大好きで1度地元を離れましたが、数年してまた地元へ戻りそのまま地元で暮らしていきたい。そんなふうに考えていました。

しかし、私が精神的にストレスを抱えてしまうことになったのは、地元へ戻ってから。

原因はなに?

人と人との距離が近いので単純に付き合う人数が増え、コミュニケーションが苦手で、こだわりの強いASDの私にとっては、「背負うことが増えた」という感覚になってしまいました。

ASDには白黒思考があり、考え方が良くも悪くも極端なので、何事にも全力で100パーセントです。人付き合いが増え抱えることが増えることで、自分の稼働率もさらに増してしまうため、地元に戻った私はストレスにより入院してしまう事になったしまったのです。

ASD
ASD

「もっと力を抜いてい生きたらいいのに」そんな簡単なことではないんです。

定型発達の人はうまく調整ができるけど、ASDの人には調整するほうがむずかしい。言っても分かってもらえない。ネガティブ思考になってため込んでしまいます。

結果として人間関係が原因で大好きな地元を離れる事になってしまったのですが、地元の人たちが好きなのも変わらないですし、いつでも地元には帰れるので「地元に住みたい」そんな執着を手離すこともASDの私が自分らしくいられる選択になりました。

 貯金

私は元々そんなに大きなお金を使うことが少なく節約や貯金が得意でした。これはASDの白黒思考がいい方向に働いているからだと私は考えています。

なぜなら、いるもの、いらないものがはっきりしているので余計な買い物はしません。そして1度きめたお金のルールなどを永遠に守ってたりします。

また自分が納得していない交際費は無駄だと考えてしまうところもあり、ケチだと思われてしまったり協調性がないと思われることもありますが、お金のルールへのこだわりからイレギュラーを嫌がります。

  • 余計な買い物は月に〇円だけ。
  • 家庭の必要出費は全てポイントが付くようにこだわる。
  • 消耗品、日用品、食材一度決めた安いルート以外で買わない。 

このようにしっかりと貯金ができるにも関わらず、私が手放したのは貯金

どうして貯金を辞めたのか?

自分の感覚を知るために貯金を使ったから。そうすることで、思考のズレがある現在のギャップを埋めることができた。

  • 値段を気にせずへットスパやマッサージ
  • その時食べたいものを高くても食べる
  • 値段を気にせず洋服やコスメの買い物
  • 何となくほしかった物を買う、時間を買う、体験を買う

その時その時の自分の感覚に寄り添い自分のしたいことをしてあげることで本来のASDらしい自分が分かるようになりより生きやすくなれました。

また新しいお金のルールを知るきっかけにもなりました。

 インスタグラムの使用

インスタグラムは投稿するとみんなが「いいね」をしてくれますよね。その環境は私の育ってきた環境そのもので、これは、周りを承認してくれる地元の温かいいいところでもあるのですが、そのルールで生きてきてしまった私には問題が起きます

  • 他人の許可でしか自分を承認できない
  • 他人軸になる
  • 自分軸が育たない

ASDの特徴として他人の事や自分の事を想像するのが難しい。この特徴もあり私は小さい時から自分の自覚が難しかったにもかかわらず、必要以上に他人の感覚にも敏感になり、他人軸が当たり前になってしまいました。

よくいえば気が利くと思われることもあるのですが生きやすくなるためにはこの気が利く自分周りから承認される自分を手放す必要がありました。

インスタグラムを使用を手放すことで、その時間を自分を知る時間に投資し、自分自身を承認することができるようになったのです。

5 社員で働くことをやめる。

私は18歳のころから、ホテルや飲食店、病院などで調理師として約14年間働いてきました。

今思うとASDの私がよく続けてこれたなと感じています。笑

なぜなら厨房の仕事はASDが苦手なことが沢山。

かおり
かおり

続けることができなかった理由がわかっって心から納得したよ(笑)

ASDが苦手な厨房の仕事とは?

  • 一貫性のないバラバラなシフト
  • 毎日追われまくるオーダー対応に仕込み
  • 周りとのミュニケーションは必須
  • 長い労働時間
  • 大きな騒音

ASDはこだわり強さから、ルーテェン業務だったり、自分のペースではたらける仕事が向いています。また感覚過敏も特徴として挙げられるため、騒音のすごい厨房ではストレスが溜まってしまいます。このことを知って今まで頑張っても頑張っても続けることのできなかった私の肩の荷がおりました。笑

また完璧主義になってしまうASDは責任感が必要以上に強いので正社員といった責任を背負う仕事をするよりも、パートやアルバイトなどの働き方や、個人プレーの仕事が向いています。

ASDは基本的にエネルギーがフル回転になるので疲れやすく、時間にとらわれることは思ってるよりも負担になります。なので私自身会社員として働くことを手放すことにしました

この5つの事を手放して、自分を愛し、自分らしく生きれるようになった私は、今ASDとしてとても幸せです!私がこんな風になれたのも、ASDを知れたからです。

そして私には次には目標ができましまた。

ASDの人たちを救いたい発達障害の人たちのためになることがしたい!

何よりも意味を求めるASD。この生き方は私にとって意味しかありません!私は色々時間がかかるし、まだまだ無知で何も知りません。ですが、これだけ頑張ってこれた私なので失敗してももう大丈夫と今は思えます。できることから色々挑戦していきたいとおもいます,

発達障害の皆さんがイキイキ笑顔でいられますように。

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